日没時間が早まる季節は、夕暮れ時の運転はより注意が必要です。
夕暮れ時は、一日の中でも自動車と歩行者の交通事故が多発する危険な時間帯です。
薄暮時間帯における死亡事故は、特に10月~12月にかけて最も多く発生しています。
夕暮れ時の交通事故対策
早めのライト(前照灯)の点灯
車のライト(前照灯)を早めに点灯し、昼間より速度を抑える必要があります。また、対向車や先行車の有無、交通量などの状況に応じてハイビームを上手に活用して、視界を確保することで歩行者や自転車を遠くからでも見つけやすくなります。
ダイヤマーク(横断歩道前)での減速
道路上に白色のペイントで描かれているダイヤマークは、「この先に横断歩道又は自転車横断帯があります」と事前に予告する意味の表示です。このマークをみかけたら横断歩道の存在を意識して、横断歩行者がいる場合には、すぐに停まれるように注意が必要です。
横断歩道付近おける交通ルール
運転者のルール
横断歩道や自転車横断帯に近づいたときは、横断する人や自転車がいないことが明らかな場合以外は、その手前で停止できるように速度を落として進まなければなりません。また、歩行者や自転車が横断している時や横断しようとしている時は、横断歩道や自転車横断帯の手前で一時停止をして歩行者や自転車に道を譲らなければなりません。
また、横断歩道や自転車横断帯とその手前から30メートル以内の場所では、ほかの車を追い越したり、追い抜いたりしてはいけません。
歩行者のルール
横断歩道や信号機のある交差点が近くにあるところでは、その横断歩道や交差点で横断しなければなりません。歩行者横断禁止の標識により、横断が禁止されている道路を横断してはいけません。
警察の取組
横断歩行者等妨害等違反の、取締件数は年々増加しています。横断歩行者等妨害等違反とは、横断歩道を渡っている、または渡ろうとする歩行者がいた際に、車道を走行中の車両が一時停止しなかった場合の交通違反行為です。
運転中も歩行時も交通ルールを守り、事故防止に努めましょう。